店名の「バッボ」は、ボクの育ったフィレンツェを州都としたトスカーナの言葉で、
「お父さん」のこと。 
子供の頃、ボクのバッボは、本業の他に家で食べるだけの農園をやり、鶏や兎、羊も飼っていた。
バッボの育てた野菜や家畜をマンマ(お母さん)が料理をして、家族で食卓を囲み、ボクは育った。
夏になるとボクの家は、ひまわり畑に囲まれた。昔のイタリア映画に出てくるような光景。

約10年前にボクも父親になり、バッボやマンマの愛情を改めて感じるとともに、
子供の頃の風景が蘇った。
店内は、ひまわり畑をイメージしたトスカーナ・イエロー。料理は、ボクのマンマが
家族に作った味がベース。そして、イタリアから取り寄せた薪窯で焼くピッツァ。
来ていただいたゲストの方々に、ボクのイタリアを感じていただけたら、最高にハッピーだ。